トントン葺きは普段見ることが出来ない瓦屋根の下地のことです。
それでは、今回は『とんとん葺き』についてご説明させて頂きます。
屋根の野地板の上に「さわら」という木を薄く切って重ねて葺きます。(※さわらとは・・・水に強く腐りにくい木材)
重ねて葺く時に、リズミカルに釘を打つ音が「トントン」と聞こえるため「トントン葺き」と呼ばれています。別名、「土居葺き」(どいぶき)や杮葺き(こけらふき)とも言われています。
また、最も薄い板のことを指します。
トントン葺きは木材を使用しているので、屋根裏の換気や湿度を調節するので防水シートの役割をしています。
瓦に溜まった雨水が屋根の板まで行かないようにする防水の役割を果たしています。