ご相談内容「玄関の柱がグラグラしていて心配です」

新潟市秋葉区にお住まいのお客様から「玄関ポーチの柱がグラグラして心配なので、一度見てほしい」というご相談をいただきました。

築数十年が経過している一戸建て住宅で、これまで大きなリフォームは行っていなかったそうですが、今回、玄関ポーチの柱のぐらつきに気付いたことで、倒れてしまわないか心配になりご連絡をくださったとのことです。

街の屋根やさん新潟店では屋根や外壁工事以外でも住まいに関するご相談を承っております。

現地調査・見積は無料で行っておりますので、街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！までお問い合わせください！

現地調査でわかった玄関ポーチ柱の状態

実際に現地調査を行った際の詳細は、こちらの記事でご紹介しています。
➡新潟市秋葉区｜グラグラして危険だった玄関ポーチ柱の現地調査

現地調査を行ったところ、玄関ポーチ柱の下端部分が腐食しており、地面にしっかり固定されていない状態でした。

柱は木製で、長年の雨や雪の影響により、土台に触れている部分が少しずつ傷んで腐ってしまっていたと考えられます。

このまま放置しておくと、強風や地震などで柱が倒れる危険性があるほか、玄関ポーチの屋根を支えているため、建物全体の安全性にも影響が出てしまう可能性があります。

今回ご提案した補修方法

今回のようなケースでは、本来であれば柱を交換するのが理想です。しかし、その分工事費用も高くなります。

そこで今回は、お客様のご希望で見た目を大きく変えず、最低限の費用と工期で補修をしたいとご要望がありましたので、以下の補修方法をご提案しました。

【柱の下端に板金を巻き、Lアングル金具で2箇所固定方法】

腐食が進んでいる柱の下端部分を板金を巻き保護をした上で、L字型の金属製アングルを2箇所に設置し、柱と地面にしっかり固定します。

工事の流れと施工後の様子

工事の流れは、板金を加工し柱の下端に形状を合わせながら加工し巻き付けます。

最後にLアングルを柱の左右に設置し、ビスでしっかり固定、地面側のビス頭にはコーキングを充填しビスに雨水が浸透しアングルを腐食させないよう施しました。

板金は「ガルバリウム鋼板」を使いましたが、ガルバリウム鋼板は、錆びにくく耐用年数が長い板金ですので、雨水が当たる外壁や屋根に使用されている素材です。

そして施工後は柱のグラつきは解消され、しっかり固定された状態になりました。

板金の色も浮かないように既存色に似せたものを選びましたので、そこまで気になりません。

また今回の工事は応急処置としては効果的ですが、腐食が進んでいる柱自体の耐久性が回復したわけではないため、将来的には柱の根元からの交換工事をご検討されることをオススメします。

玄関ポーチなどの柱は風雨や雪が直接当たる場所にあるため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

「あれ？」と思ったら早めのご相談を

「柱がちょっと揺れるな…」「なんだか根元が傷んでいる気がする…」そんな小さな違和感も、放っておくと危険です。

少しでも気になることがありましたらお気軽にご相談ください！