以前「防火地域」・「準防火地域」についてご説明させて頂きました。
今回は「準防火地域」の開口部についてです。
準防火地域に建築を考えている方は、耐火性に優れている建物でなければなりません。
その中でも気を付けなければならないのは、開口部です。(窓や玄関戸といった建具)
上記の写真は準防火地域内の建物の窓で、一般的に見る窓とは違うものです。
窓の上部に分厚い金属の物が付いています。
防火対応のシャッターが設置されています。防火対応の窓ガラスを設置しない場合はこのようにシャッターを取り付けます。
シャッターは、手動と電動があります。電動の方が楽かもしれませんが、メンテンスをしなければなりません。
また、防火対応の窓ガラスもございますが、網が入っています。
網入りの窓ガラスは、割れた時にガラスが飛散することを防止しまた強度も高くなっております。割れにくくすることで火が燃え広がるのを防ぐのです。
開口部には、どちらかの物を取り付けなければなりません。
準防火地域に制定されている地域は、もしも火事が起きた場合燃え広がらないように建具など防火専用の物にしなければいけないです。