皆さんは「軒天」知っていますか？

あまり知られていない軒天の重要な役割や補修方法についてご説明します。

まず軒天とは、屋根が外側に飛び出ている部分の裏面を言います。屋根上から流れてくる雨水を屋内に入らないように守る役割をしています。

そのため、軒天は傷むのが早いです。街中でよく軒天が剥がれ落ちているのをよく見かけますが、剥がれていると雨漏れするリスクが高くなりますので、早めに修繕した方が良いですね。20年以上経っているお宅では張り替えをオススメします。

さて、今回は軒天塗装と板金によるカバーリングのメリット・デメリットなども併せて補修方法についてお話しします。

①軒天塗装

軒天塗装は、あまり劣化していない時に出来るメンテナンス方法です。

雨漏れにより軒天が傷んでいたり、剥がれている場合には塗装をせずに新しく張り替えることが多いです。

既存の軒天に塗装をしたとしても傷んでいると結局剥がれる場合がありますのでオススメは出来ません。

そして基本的な塗装の流れは、下地処理、錆止めを塗り、下塗り・上塗り2回します。

大屋根か下屋の軒天、天候によって工期が変わりますが、大体1～2日間で塗装工事は完了します。

②軒天板金カバーリング

軒天板金カバーリング工事は、多少既存の軒部材が剥がれていても出来るメンテナンス方法です。

板金のカバーリングは最近の事例でもよくありますが、軒天解体や処分費が掛かりませんので安価で出来ます。

こちらが以前に工事した事例になります！

しかも板金ということで、耐久性は塗装工事を行うよりも10年以上もちます。

弊社では、カバーリング工事の際ガルバリウム鋼板を使用しますので屋根材と同じくらいは耐久性が高くなります。

塗装工事かカバーリングのどちらが耐久性が高いかと言いますと、恐らく板金カバーリングかと思います。

建物の環境にもよりますが、塗装は10年に１度は再塗装の検討が必要ですが、費用もその分掛かりますのでどちらかというとカバーリングが良いかもしれません。