写真で見る雨樋の部材。軒樋、竪樋、集水器などの主要部材。
雨樋は家にとって、とても大事な部分です。
雨樋がなければどうなるかをいくつか挙げると。
●軒下でも雨だれで濡れる
●屋根からの雨水が落ちる音がうるさい
●屋根からの雨水でコンクリートが削れて来る
●屋根からの雨水が土の地面に落ちると泥が跳ねる
●場所によっては雨漏れを引き起こす
などなど・・・・
このくらいだったら我慢できる!
なんてお方もいるかと思われるでしょうが、お隣様との距離が短い場合はご近所とのトラブルに発展したというケースもあるので軽視できないと私は感じます。
そこで今回は雨樋の主要部材を簡単に説明します。
写真を見ながらご自宅の雨樋のチェックをしてみてください。
まずは上の2枚の写真をご覧ください。
軒樋(のきとい)、竪樋(たてとい)、集水器(しゅうすいき)を色を分けて記しました。
まずは軒樋です。
赤い線で記した部分です。
主に屋根から流れ落ちるものを受ける受け皿です。
半円の形が主でしたが現在は雨が軒樋に入りやすいような形も開発され角ばった物も多くなってきています。
吊金具(つりかなぐ)によって屋根の軒先に吊るされています。
続いて竪樋です。
黄色い線で記した部分です。
軒樋から流れて来た雨水を地面や下水道まで流す働きをします。
丸か四角いものがあります。
こちらは壁に打ち付けられたデンデンという吊金具で固定されます。
最後に集水器です。
青い丸で記した部分です。
集水器は軒樋と竪樋を繋ぐ大事な部分です。
集水器がしっかりと施工されていなければ軒樋から雨だれが発生する事もあります。
集水器は上戸(じょうご)と呼ぶこともあります。
これら3点が主要部材です。
それではご自分で雨樋を検査したい方は下の写真をご覧ください。
雨樋全体の中で雨だれしやすい場所、風で飛びやすい所の代表例です。
赤い〇は竪樋の吊金具、デンデンが錆びていないかをチェックしてください。
錆びてなくなっていると風で飛ばされてしまう事も。
黄色の〇部分では集水器から草が生えていないか、下から見て穴が見えていないか確認してください。
草が生えている場合は軒樋から竪樋に雨水は流れていません。
下から見て穴が見える場合はそこから竪樋には雨水は流れず垂れ流しになっています。
青い〇部分は横になっている竪樋が存在しているか確認して下さい。
こちらが飛んでなくなっていると雨漏れをおこすこともあります。
後は全体に軒樋自体がが垂れさがっていないか見て下さい。
青い〇部分の軒樋は垂れ下がっていてここから雨水が地面に落ちています。
なぜ軒樋が下に垂れ下がっていくのか。
下の簡単な断面図をご覧ください。
軒樋を横から見た図です。
一昔前の雨樋は青い〇部分を起点に下に折れ曲がってしまいました。
特に新潟は雪の重みに耐えられなかった事、鉄の吊金具で錆びてしまう事が主な原因でした。
しかし現在はオレンジ色の線で記した位置に支えが付いて曲がりにくくなっています。
また素材もほとんどがステンレスやプラスチック素材です。
興味を持たれた方はぜひともご自分でご自宅を確認してみてはいかがでしょうか?
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