割れた瓦の交換の様子をご紹介。入れ替えるだけではありません
今回のコラムは瓦の差し替え工事の様子をご紹介いたします。
工事をしたのは新潟県産の安田瓦です。
新潟で改良を重ね伝統あるこの安田瓦、時には割れてしまうことも。
板金屋根と違って瓦は一枚から交換することができます。
※場所によって一枚の交換でできない場合も・・・・
まずは新しく入れる瓦です。
入れ替える屋根の瓦とは大きさは同じ瓦です。
しかし今の瓦と昔の瓦と違うところは写真の赤い部分です。
これは強風でもはがれにくくするための防災の【ツメ】です。
このままではそのツメが他の瓦に引っかかるので落とします。
こちらの写真がつめを落とし加工した瓦です。
この「つめを折る」作業は職人にとっては簡単な作業です。
金づちで一発【コン!】。
強すぎず、弱すぎず。
こつはですね・・・・・。
【長年の勘です!】
割れていた瓦を撤去。
右の瓦を浮かせておくと簡単です。
私は今回右足を瓦を浮かせるつっかえとして工事しました。
人によってはくぎ抜き(通称ばり)だったり金槌をつっかえにしたり。
左手で上の瓦を少し上げてあげて新しい瓦を入れます。
左手は上の瓦を上げて右足は右側の瓦を上げて左足で自分の体を支えます。
後は右手で新しい瓦を持って差し込むのみ!
今後風邪などで飛ばないように接触する瓦見えないところに接着剤代わりにコーキングを入れます。
コーキングを入れる位置が大事で間違った所にコーキングを差し込むと雨漏りを誘発させかねません。
最後にゆっくりと瓦を下ろしてコーキングとなじませます。
たった一枚の瓦の破損で室内では多大な損害となる事があるので何か違和感を感じたらすぐにご連絡下さい。
屋根・外壁・雨樋・雨漏れのご相談は【街の屋根やさん 新潟店】までお気軽にお電話ください。
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