国家資格 かわらぶき技能士 瓦の知識や技術を持つ
瓦屋根の世界にも国家資格があります。
【かわらぶき技能士】です。
かわらぶき技能士は厚生労働省が所管しています。
この資格には1級と2級があり学課と実技の試験の結果で合否が決まります。
瓦屋根の知識と腕を持ち合わせたものが取得できる資格です。
学課は瓦屋根の知識を試されます。
瓦の歴史や工事状況や品質管理に至るまでこと細かい知識が必要です。
実技は約1畳もない仮想屋根の上に瓦を並べる「瓦ぶき」の腕が試されます。
この実技試験は瓦の伝統工法を学ぶことができ普段の工事の腕も一段と上がります。
それは、鏨(たがね)という瓦を欠いたり割ったりする道具を使うことです。
鏨を使って瓦を加工するときは瓦の形、加工する部分への鏨の刃を入れる角度などを計算しながら作業します。
この鏨の技術こそ現代瓦工事に必要不意可決なのではないかと私は思います。
現在は恵まれた時代の中で鏨を使うことはほとんどないかもしれません。
瓦屋根の工事ではグラインダー(サンダー)と呼ばれる電動工具を使って瓦を加工していきます。
鏨の経験をするとその電動工具の扱いもうまくなれると思います。
グラインダーの刃を入れる角度や力加減、加工した瓦の仕上がりはより一層よくなっているはずです。
「かわらぶき技能士」を有する者の知識や技術を信頼し、瓦のお悩みをご相談いただければと思います。
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