ご連絡をいただいて現地に伺い、建物の周囲をぐるりと確認したところ、基礎の外周部に合計6か所のクラックを確認しました。
ヒビの幅はさまざまで、髪の毛ほどの細さの「ヘアクラック」から、最大で幅0.9mmのものまで見つかりました。
見た目はそれほど深刻に見えないものもありましたが、放置することで雨水が入り込み、中の鉄筋が錆びるなどの劣化につながるおそれがあるため、早めの対応が必要と判断しました。
「クラック」とは、コンクリートの表面や内部にできるヒビ割れのことを指します。
一見小さなキズのようでも、次のようなリスクがあります。
雨水が浸入し、内部の鉄筋が錆びて膨張
結果的にコンクリートがさらに割れる
耐久性が低下し、建物全体に悪影響
特に0.3mm以上のクラックは「構造クラック」とも呼ばれ、早めの補修が推奨されています。
今回の住宅では、構造クラックにあたる幅のものもありました。
お客様には、状況をご説明した上で「エポキシ樹脂注入工法」での補修工事をご提案しました。
「エポキシ樹脂とは」
液状の強力な接着剤のようなもので、コンクリートのひび割れ部分に注入することで内部をしっかり埋め、強度を回復させる材料です。
固まると非常に硬くなり、ヒビが再発しにくくなるのが特徴です。
1.クラック部分の汚れやほこりを取り除く
2.クラック部分にエポキシ樹脂をゆっくり注入
3.樹脂が内部に行き渡ったことを確認
4.補修材を埋めると少し盛り上がるため、硬化後膨らんでいる部分をカッターでカットし、埋めた場所と基礎部分が平らになるように紙やすりで擦り馴染ませる
住宅の基礎は、建物全体を支える重要な部分です。
特に地震後や経年によるヒビ割れは、小さなうちにしっかり補修しておくことで、将来的な大きな修繕を防ぐことができます。
「うちも同じようなヒビがあるけど、大丈夫かな?」「新築に近いのに、クラックが入っていて心配…」そんな時は、ぜひご相談ください。
現地調査・点検だけでも承っておりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
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