実際に現地調査を行ってみると、建物の基礎コンクリートに5箇所のクラックが見つかりました。
幅としては大きくないものの、場所によっては0.3mmを超えている箇所もあり、今後の雨水の浸入や劣化の進行が懸念される状態でした。
基礎部分のクラックは、建物の構造そのものには直ちに大きな影響を与えるとは限りませんが、早めの補修が重要です。
放っておくと、クラックから水分が入り込み、鉄筋のサビやコンクリートの剥離などに発展するおそれがあります。
クラック補修にあたっては、エポキシ樹脂による注入補修をご提案しました。
エポキシ樹脂とは、高い接着力と耐久性を持つ補修材で、コンクリートの内部までしっかり浸透してひび割れを補強してくれます。
①クラック部分の清掃と処理
クラックの表面に付着した汚れや古い塗膜を丁寧に取り除きます。これにより、エポキシ樹脂がしっかりと浸透するようにします。
②エポキシ樹脂の注入
専用の工具を使って、クラックの隙間にエポキシ樹脂をゆっくりと注入していきます。微細なひびの内部までしっかり補修できるよう、慎重に作業を行います。
③表面仕上げ
樹脂が硬化したあと、表面から飛び出ている樹脂はカッターで取り除き、表面をサンドペーパーで研磨し、既存の基礎とフラットになるように丁寧に整えます。補修跡が目立ちにくく、外観もすっきり仕上がります。
地震の直後は屋根や外壁のチェックはしても、基礎の点検は見逃されがちです。
しかし、基礎は家全体を支える重要な部分。ひび割れや変色、剥がれがある場合には、早めの確認と補修が、将来的な大きな工事を防ぐカギになります。
今回のような地震の影響によるクラックはもちろん、「前から気になっていたけど、そのままにしてしまっていた…」というお悩みにも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
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