今回のトラブルに関わる「集水器」と「軒樋」について簡単に説明します。
軒樋:屋根の端に取り付けられている雨樋の一部で、屋根に落ちた雨水を受けて流す役割を持ちます。
集水器:軒樋を流れてきた雨水をまとめて、縦樋(建物の壁に沿って下に伸びる雨樋)に流すための箱のような部分です。
この2つが正常に機能することで、雨水は効率よく地面に排水され、外壁や基礎を守ることができます。
実際に集水器付近を確認すると、原因は明らかでした。
軒樋の内部全体に泥や落ち葉、さらに根っこのようなものが固まって詰まっている状態だったのです。
①軒樋内部の詰まりを除去
泥や固まった根っこのようなものを手作業で丁寧に取り除きました。
③排水確認
最後に水を勢いよく流し、集水器や縦樋から問題なく排水されるかを確認しました。
水漏れもなく、正常に雨水が流れる状態に戻りました。
築7年と比較的新しい住宅でしたが、周辺環境によっては落ち葉や泥が短期間で堆積し、詰まりの原因になることがあります。今回もお住まいの周囲に植栽が多かったため、泥や根が入り込んでしまったと考えられます。
また軒樋や集水器の不具合は、気づかないうちに進行していることが多いです。特に「水漏れ」や「あふれ」が見られた場合、放置すると外壁の汚れや雨漏り、さらには建物自体の劣化につながる恐れがあります。
今回のように清掃だけで改善できるケースもあれば、劣化が進んで交換が必要になる場合もありますので、「最近雨の日に水があふれている」「集水器から水漏れしている」と感じたら、早めの点検をオススメします。
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