室内から確認したところ、天窓周辺の壁にわずかに雨染みが残っていましたが、水が垂れた形跡はあるものの、常に湿っている状態ではなく、1ヶ月に1度ほどの頻度という点からも、軽微な雨漏れの可能性が高いと判断しました。
次に屋根に上がって天窓まわりを確認したところ、天窓の枠まわりに施工されているコーキングが、経年劣化によって硬化・ひび割れを起こしていました。
ただ欠損している箇所や明らかに雨水が入り込んでいる穴は見つからず、「ここが原因だ」と断定できる状況ではありませんでした。
雨漏れというと、「屋根に穴があいている」「壁にヒビがある」といった明確な原因を想像される方も多いと思いますが、実際にはコーキングの微細な劣化や、部材の隙間から毛細管現象で水が入り込むケースもあります。
また雨の降り方や風向き、気温差などの条件が重なったときだけ漏れることもあり、今回のように「月に1回だけ」などの断続的な雨漏れは、原因を突き止めるのが難しいケースです。
そのため、こうした場合は段階的に補修を行い、様子を見ながら原因を絞り込んでいくことが大切です。
今回は天窓まわりのコーキングが少し劣化していたため、応急処置としてコーキングの打ち替え工事を実施しました。
コーキングの打ち替え工事は、古いコーキングを一度撤去した上で新しい防水用コーキング材を丁寧に打ち直し、打ち替え後はしっかり密着させることで、雨水の侵入を防ぐ効果があります。
工事自体は30分もかからず完了しました。
今回の工事はあくまで応急処置ですので、この後しばらく様子を見て、再び雨漏れが起きるようであれば、次の段階として天窓まわりの板金部や防水シートの状態を確認し、必要に応じて部分的な補修や交換を検討が必要です。
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