実際に屋根に上がって確認したところ、軒樋部分には薄っすらと砂が溜まっている程度で、水の流れに支障はありませんでした。
しかし、問題は「集水器」部分です。集水器とは、屋根から流れてきた雨水を集めて縦樋へと流す部品のこと。
ここに枯れ葉やゴミが溜まると、水の通り道が塞がれてしまい、雨水があふれて外に漏れてしまうことがあります。
今回のお宅でも、集水器の中には枯れ葉や小枝、さらには土が固まって詰まっている状態でした。これが原因で、雨水がスムーズに排水できず、水漏れを起こしていたことが判明しました。
お客様のお話によると、以前は庭に背の高い樹木がたくさん植えられていたとのことで、その落ち葉が風に運ばれ、屋根の上や集水器に溜まっていったと考えられます。
こうした詰まりは、すぐに大きな被害にはつながらないものの、放置すると次第に水の逃げ道がふさがれ、軒先から雨水があふれ出したり、外壁や基礎に水が伝ってしまうなどのトラブルを引き起こすことがあります。
さらに冬場は、集水器内に残った水が凍結し、部品が破損するケースもあるため注意が必要です。
今回は詰まりを取り除くだけでも問題なく排水される状態でしたが、お客様から「せっかくなので集水器を新しいものに交換したい」とのご希望をいただきました。
そこで、集水器1個の交換工事をご提案。
交換の際は、まず既存の集水器を取り外し、樋の接続部を清掃、新しい集水器をしっかりと取り付け、雨水の流れを確認しました。
交換作業自体は1時間ほどで完了し、その後の試験放水でもしっかりと排水され、水漏れは解消しました。
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