今回のお住まいは「セメント瓦葺き」の屋根でした。セメント瓦とは、セメントと砂を主原料として作られた瓦で、塗装によって防水性を保つ屋根材です。定期的な塗り替えが必要な屋根材でもあります。
屋根に上がって確認すると、瓦の表面は風化が進み、手で触れると粉が付くほどガサガサの状態でした。隅棟の周辺には藻が生えており、水分を含みやすい状態になっています。
さらに驚いたことに、雨樋が一切取り付けられていませんでした。雨樋は屋根から流れる雨水を適切に排水するための設備です。これがない状態では、外壁や基礎に直接雨水がかかり、建物全体の劣化を早めてしまいます。
そんな状態でしばらく過ごされていたそうですが、先般の雪害をきっかけに瓦が割れて破損。
そこから今回のご相談につながりました。
破損箇所には応急処置として板金が差し込まれていましたが、あくまで一時的な処置です。強風や大雨の際には、隙間から雨水が侵入し、雨漏れに発展する可能性も十分考えられます。
セメント瓦の状態を総合的に判断し、今回は屋根をすべて葺き替えることをオススメしました。
「葺き替え」とは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材へ交換する工事です。表面の塗装だけでは、すでに傷んでいる瓦の根本的な改善にはなりません。塗装しても、劣化が進んだ瓦は塗膜の持ちが悪く、またすぐに再塗装が必要になる可能性があります。
さらに、破風や鼻隠しも劣化が進んでおり、こちらも修繕が必要な状態でした。
これまで大きなメンテナンスを行ってこなかった分、今回は相当なコストがかかる見込みです。
本来、屋根のメンテナンスとは「劣化のスピードを遅らせる」ためのものでもあります。
定期的な塗装や部分補修を行っていれば、数十万円程度で済んだ可能性もありますが、それを怠ると最終的には「交換」という選択になり、費用は数百万円規模へと大きく変わってしまいます。
現在はまだ大きな雨漏れには至っていませんが、この状態を通り過ぎると待っているのは雨漏れです。屋根下地まで傷めてしまう前に、しっかりとした対策が必要です。
「うちの屋根もそろそろ心配かも…」「塗装で済むのか、葺き替えが必要なのか知りたい」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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