まずは実際に現地を確認し、軒樋の状態を詳しく調査しました。
今回バタついていた軒樋の長さは約10mほどでした。
軒樋とは、屋根の軒先に取り付けられている横方向の雨樋のことで、屋根に降った雨水を集めて排水する役割があります。
軒樋の状態を確認すると、雨樋を支えている軒樋受け金具には目立った腐食や大きな破損は見られませんでしたが、軒樋本体をよく見ると、表面が日焼けして色あせており、長年の紫外線の影響で素材が徐々に劣化していることが分かりました。
塩ビ製の雨樋は軽くて扱いやすい反面、長年太陽光を浴び続けることで徐々に硬くなり、衝撃や風に弱くなってしまう特徴があります。
今回の軒樋も、強風による影響だけでなく、こうした経年劣化によって強度が落ちていたことがバタつきの原因の一つと考えられました。
さらに周囲の環境も確認したところ、このお宅の前には空き地があり、周囲も田んぼや道路が広がっている立地でした。
このような場所では建物を遮るものが少ないため、風が直接建物に当たりやすく、強風の影響を受けやすい環境になります。
特に新潟県は冬の季節風や春先の強風など、年間を通して風の強い日が多いため、軒樋がバタついたり外れてしまうトラブルが発生することがあります。
さらに雨樋の排水部分を確認すると、集水器から草が生えている状態が見られました。
集水器とは、軒樋に流れてきた雨水を縦方向の雨樋へ流すための接続部分のことです。ここから雨水が竪樋へ流れていきます。
今回のケースでは、風によって飛ばされてきた土や草の種が集水器に溜まり、そのまま発芽してしまった可能性が高いと考えられます。
周囲に空き地や畑、田んぼなどがある住宅では、このようなケースは珍しくありません。
しかし、集水器に草やゴミが詰まってしまうと、
・雨水が竪樋へ流れにくくなる
・雨樋内に水が溜まる
・重みによって雨樋や金具に負担がかかる
といった問題が発生します。
特に雨樋の中に水やゴミが溜まった状態で強風が吹くと、雨樋全体が揺れてしまい、最悪の場合は金具が破損したり雨樋が外れてしまうこともあるため、集水器に詰まった草やゴミは早めに除去することが重要です。
今回の調査結果を踏まえ、お客様には軒樋の交換工事をご提案しました。
理由としては、
・軒樋本体が経年劣化で脆くなっている
・長年の紫外線による素材の劣化
・今後強風で破損する可能性
が考えられたためです。
また、軒樋を支えている受け金具についても、今後の耐久性を考えて新しいものに交換することをご提案しました。
雨樋は日常生活ではあまり気にすることがない部分ですが、実は屋根の雨水を安全に排水する大切な設備です。雨樋が正常に機能していないと、雨水が外壁に流れたり、建物の基礎部分に水が溜まってしまう原因にもなりますので注意してください。
塩ビ製の雨樋は、一般的に20年前後で交換のタイミングと言われています。
もちろん建物の立地や環境によっても異なりますが、色あせ・ひび割れ・変形・バタつきといった症状が見られる場合は、劣化が進んでいる可能性があります。
特に強風が多い地域では、劣化した雨樋を放置していると突然外れてしまうこともありますので、早めの点検と修繕を行いましょう。
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