軒天とは、屋根の裏側にある天井部分のことで、外から見上げた際に見える部分です。
見た目を整える役割だけでなく、屋根内部を雨風から守る重要な役割も担っています。
この軒天が腐食してしまうと、見た目の問題だけでなく、内部に雨水が入りやすくなり、さらなる劣化を招く可能性があります。
今回のお宅は築36年の住宅で、玄関上の軒天に異変を感じたのがきっかけだったそうです。
最初は小さな変色程度だったものが、時間の経過とともに徐々に傷みが広がり、最終的には穴があくまでに進行してしまったとのことでした。
まず考えられる原因の一つが、瓦の隙間からの雨水の侵入です。
強風を伴う雨の場合、通常では入り込まないような隙間からも雨水が吹き込むことがあります。
本来であれば、屋根に入った雨水は「雨樋」と呼ばれる排水設備へ流れる仕組みですが、今回のケースではうまく排水されず、内部の軒天側へと流れてしまっている可能性が高いと判断しました。
その結果、軒天内部に水が溜まり、長期間にわたって湿気が続いたことで腐食が進行したと考えられます。
もう一つの要因として確認できたのが、「ケラバ瓦」と「破風」の関係です。
ケラバ瓦とは、屋根の端部分に取り付けられている瓦のことで、雨水の侵入を防ぐ役割があります。一方、破風とは屋根の側面部分にある板で、建物を風雨から守る重要な部材です。
今回の屋根では、このケラバ瓦と破風がほとんど隙間なく密着している状態だったため、雨水がスムーズに流れず、破風に沿って流れた水が軒先へと回り込み、結果的に軒天へ落水してしまっている可能性があります。
今回のケースは、単純な経年劣化だけでなく、こうした構造的な要因が重なったことで、特定の箇所に雨水が集中し、軒天の腐食を引き起こしていると考えられます。
また築36年という年数から、屋根下地の劣化も進んでいる可能性があり、今後さらに症状が広がるリスクもあります。
今回のお客様には、以下の内容でご提案させていただきました。
・腐食している軒天部分の張り替え
・ケラバ瓦と破風の間に適切な隙間を確保する調整工事
・経年劣化が見られる他の軒天部分の張り替え
単に傷んだ部分を直すだけでなく、「なぜ腐食したのか」という原因に対しても対処することで、再発防止につながります。
「少し剥がれている」「シミがある」「穴があいている」など、軒天に違和感を感じた場合は、早めの点検が重要です。
大切なお住まいを長く安心して使い続けるためにも、気になることがございましたらぜひお気軽にご相談ください。
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