新潟市秋葉区にお住まいのお客様より、「今年の雪の影響で、下屋の先端にある瓦が落下してしまったので見てほしい」とご相談をいただき、現地調査へお伺いしました。
新潟では冬になると屋根に大量の雪が積もり、その重みや落雪によって瓦がズレたり、割れたりすることがあります。
特に屋根の端部分は雪の影響を受けやすく、瓦がズレたままになっていると、強風や次の降雪をきっかけに落下してしまう可能性もあります。
今回も、雪の影響によって下屋の先端部分にある瓦が落下している状態でした。
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現地で屋根の状態を確認したところ、下屋の先端部分からケラバ瓦が5枚落下していました。
「ケラバ」とは、屋根の側面部分のことを指します。
そのケラバに取り付けられている瓦を「ケラバ瓦」といい、屋根の端部を雨風から守るとともに、屋根の形を整える役割があります。
今回は、そのケラバ瓦が5枚まとまって落下している状態で、恐らく雪の重みなどによって瓦がズレ、そのまま落下したものと考えられます。
瓦が落下してしまうと、「屋根全体が壊れてしまったのでは?」と心配される方も多いと思いますが、実際の屋根を確認してみると、必ずしも屋根全体を修繕しなければならないとは限りません。
大切なのは、落下した瓦だけでなく、その周辺の瓦や屋根下地まで含めて状態を確認することです。
今回使用されていたのは、セメントを主成分とした「セメント瓦」です。
セメント瓦は、長年使用することで表面の劣化やひび割れなどが発生することがあるため、瓦が落下している場合には、割れや欠けがないか、再び使用できる状態なのかを一枚ずつ確認する必要があります。
今回、落下したケラバ瓦を確認したところ、大きく割れているようなものはなく、既存の瓦を再利用できそうな状態でした。
これは今回の修繕を考えるうえで重要なポイントです。
瓦そのものがまだ使用できるのであれば、すべてを新しい瓦に交換する必要はありません。
既存の瓦を活用しながら、必要な部分だけ復旧することで、工事範囲を抑えることができます。
今回の調査結果を踏まえ、落下した瓦をすべて新しいものへ交換するのではなく、再利用できる瓦を使用して復旧する方法をご提案しました。
具体的には、落下した5枚の瓦を葺き直し、そのうち1枚については新しい瓦へ交換する工事です。
今回のように、瓦自体に大きな問題がない場合には、既存瓦を再利用した葺き直しで対応できることがあります。
すべて新しい瓦に交換するのではなく、まだ使用できるものは活用することで、必要以上に工事範囲を広げずに済みますが、瓦を取り外した際に割れや下地の傷みなどが確認された場合には、追加の修繕が必要になることがあります。
まずは「数枚だけ落ちたけれど、どこまで直せばいいのか分からない」という場合でも、お気軽にご相談ください。
大きな雨漏り被害につながる前に、雪解け後の屋根を一度チェックしておきましょう。

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