総二階のため目視確認が難しかった

今回のお宅は総二階建てです。

総二階の建物では、地上から軒樋（屋根の端に取り付けられている雨どい）を確認することが難しく、詰まりや劣化に気づきにくい傾向があります。

お客様も、普段は気にならなかったものの、雨が降った翌日に地面の土が削られているのを見て、「もしかして詰まっている…？」と違和感を抱かれ、軒樋を見たら草が生えていることに気が付いたそうです。

集水器に草が！？泥・枯れ葉で完全に詰まり

実際に2階の軒樋を確認したところ、驚くことに集水器（雨水をまとめて縦樋へ流す部分）には草が生えており、泥や枯れ葉が詰まっている状態でした。

このままでは、雨水が本来の経路を流れずに樋からあふれ出し、外壁や基礎を濡らす原因にもなります。さらに放置すると、コケやコバエ、虫の発生源にもなってしまいます。

高所作業で軒樋内を徹底清掃

軒樋の清掃は「気づいたとき」がタイミング！

軒樋は高い場所にあるため、日常的に点検することが難しい部分ですが、劣化や詰まりがあると、お住まい全体に影響を及ぼすこともあります。

例えば

・基礎の劣化（水が常にかかることでひび割れなどが起きる）

・外壁の汚れやコケ

・屋根裏の湿気による木材の腐食

定期的な清掃や点検を行うことで、住まいの寿命を延ばすことにもつながりますので、森林が近くにあるお宅は1年に1回、近くにない場合でも3～5年に1回は清掃することをオススメします。