実際に確認してみると、ドアの上部が枠に擦れている状態でした。
特にトイレなどの小空間では、ドアの開閉がスムーズでないと日常生活に意外と大きなストレスになります。
ドアの傾きや当たりは、「丁番」と呼ばれる金具のゆるみや変形が原因であることが多く、まずは丁番の状態を確認しました。
「丁番」とは、ドアを開け閉めするための蝶番(ちょうつがい)のことで、ドアの縁に縦に数個取り付けられています。
経年劣化やネジのゆるみによって、ドアの位置がずれてきてしまうことがあります。
今回のお宅でも、3つ付いている丁番のうち、特に上部の丁番が緩んでおり、ドアの上部が下がるような状態になっていました。
まずは丁番のネジを締め直して、位置を微調整してみましたが、金具自体のガタつきが大きく、締めてもすぐにゆるんでしまう状態でした。
実はこのお宅で使われていた丁番は既に廃盤になっており、同じものは手に入りません。
そのため、丁番を交換するのではなく、今あるものを活かした形で、別の方法による調整をご提案しました。
今回ご提案したのは、ドアに付いていた3つの丁番のうち、上と真ん中を入れ替えるという方法です。
一見シンプルな対応ですが、実はこれには理由があります。
■中間の丁番は比較的摩耗が少ないこと
■上部は負荷が大きいため、しっかりした丁番に入れ替えると効果が高いこと
この工夫によって、ドアの重みを上手に支えられるようになり、ドアの当たりも解消され、スムーズな開閉が可能になりました。
今回のように、部品が廃盤になっていても、今ある部材を活かした修理方法はたくさんあります。
すべてを新しくするのではなく、必要な範囲だけ工夫して直すことで、コストも抑えながら快適な生活を取り戻すことができます。
実際、お客様からも「交換じゃなくても直せて良かった」とご感想をいただきました。
ドアの不具合は、ついつい後回しにしてしまいがちですが、早めの対応が建具全体の寿命を延ばすことにもつながります。
ちょっとしたストレスも、毎日積み重なると意外と大きな負担になります。
「ドアの閉まりが悪いな」「音が鳴るな」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん新潟店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.