軒樋は屋根に降った雨水を集め、地面へ排水する大切な役割を担っていますが、落ち葉が詰まってしまうと、水が流れなくなり、樋から水があふれ出てしまいます。
雨水があふれると、外壁が汚れる・基礎周りが濡れる・コケやカビが生えるなど、住まい全体に悪影響を与えることがあります。
落ち葉対策として一般的に使われるのが「落ち葉除けネット」です。大きく分けると以下の2種類があります。
軒樋の中に直接入れるタイプ
樋の内部を覆うようにネットを設置し、落ち葉が中に入り込まないようにする方法。
集水器(縦樋へ水を流す部分)に差し込むタイプ
落ち葉が流れてきても、縦樋に詰まらないように集水器部分でキャッチする方法。
どちらのタイプも「絶対に落ち葉が入らない」とは言えませんが、被害を大幅に軽減することができます。
工事に入る前に、まずは軒樋全体の清掃を行いました。
大屋根、下屋ともに点検したところ、晴れ間が続いていたこともあり、泥や落ち葉の堆積は思ったほど多くはありませんでしたが、放置しておけば、雨が降るたびに竹林から新たな葉が落ちてきますので、定期的な清掃は必要です。
清掃を終えた後、今回はお客様と相談のうえ「雨樋用ストレーナーゴミガード」を設置しました。この商品はアルミ製でとても硬く、簡単には折り曲げられない丈夫なネットです。
集水器のサイズに合わせて加工し、強風でも抜けないように9ヶ所に差し込み、軒樋清掃を含め、作業全体で約1時間半ほどで完了しました。
ネットを設置したことで、落ち葉が縦樋に流れ込むのをしっかりガードできるようになりました。
これにより排水不良のリスクが軽減され、お客様からも「これで雨の日も安心できます」と喜んでいただきました。
また、今回は部分的に集水器へ差し込むタイプを設置しましたが、軒樋全体を覆うタイプのネットもありますので、お住まいの環境によって最適な方法は変わるため、現地調査をしたうえでご提案いたします。
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