お伺いしたのは築20年ほどの一戸建て住宅でした。
屋根全体を確認したところ、瓦自体はとてもきれいで、表面のツヤも残っており、ほとんど劣化が見られない状態でしたが、工事中に1枚だけヒビ割れた瓦が見つかり、そこから雨水が侵入する可能性があったため、修繕のご希望をいただきました。
現地調査の際、まずは安全のため、防水テープを使って割れた部分を一時的に固定しました。
この処置によって、雨水の侵入を防ぎ、内部の下地材が濡れて腐るのを防ぐことができます。
ただし、この防水テープによる補修はあくまで応急処置ですので、日光や雨風にさらされることでテープが風化し、時間が経つと粘着力が弱まり、再び水が入り込む危険があります。
そのため、割れた瓦はできるだけ早めに新しいものへ交換することが大切です。
今回は、割れていた瓦1枚のみを新しいものに交換しました。
瓦の種類を確認し、既存のものと同じ形状・色の瓦を準備して施工。
割れた瓦を慎重に取り外し、下地を点検してから新しい瓦に交換しましたが、作業自体は30分ほどで完了です。
今回のように瓦自体が割れる原因には、以下のような要因があります。
・経年劣化による強度の低下
・強風や雪の重み、落下物による衝撃
・寒暖差による膨張と収縮の繰り返し
瓦は非常に耐久性の高い屋根材ですが、20年、30年と年月を重ねるうちに少しずつ劣化していきます。
特に寒暖差の大きい新潟では、凍結と解凍の繰り返しによって瓦の表面に微細なヒビが入りやすくなります。
そのため30年に1度を目安に屋根の葺き替え工事をオススメしています。
まず築年数がかなり経っているお宅は屋根上の点検をおこない、不具合などがないか確認することをオススメします。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん新潟店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.