現地で確認すると、穴の周辺だけでなくその周囲のボードにも雨染みが浸透していました。
見た目以上に内部まで湿気が回っていることがあるため、今回は浸透範囲も含めて部分的に天井を張り替える工事をご提案しました。
軒天井や室内の天井は、湿気や水分が内部に残るとカビや剥がれの原因になります。
部分補修で済ませる場合でも、「傷んだ部分+周囲の弱っている範囲」までしっかり直すことが大切です。
まずは、天井の穴に詰めてあった補修材をすべて撤去後、雨染みがあるボード部分も一緒に解体しました。
解体後に内部の状態を確認すると、一部で下地の木材が湿気を含んでいたため、新しい下地材を使って補強作業を行いました。
下地とは、クロスやボードを貼るための土台部分のことで、ここをしっかり補強しておくことで、仕上がりの見た目だけでなく耐久性や強度も確保できます。
下地の補強が完了したら、新しい天井ボードを張り付ける作業に移ります。
既存の天井ボードと新しいボードの境目に段差ができないよう、パテで丁寧に下地処理を施し、表面の凹凸を埋めて滑らかにするための材料で、クロスを美しく仕上げるために欠かせない工程です。
下地処理が終わると、いよいよクロス貼りの準備完了です。
クロスは、お客様にカタログの中からお好みのデザインと色をお選びいただき、今回は既存の天井と近い色味のホワイト系クロスを採用。全体の雰囲気を損なわず、清潔感のある仕上がりになりました。
クロス貼りの際には、光の反射や貼り目が目立たないように施工スタッフが細心の注意を払い、雨染みや穴の跡もまったく分からないほど綺麗に仕上がりました。
今回の軒天井部分張り替え工事は、天井下地~クロス仕上げまでを含めて約1日で完了しました。
小規模な部分補修でも、早めに対処することで費用を抑え、お住まいの長寿命化にもつながりますので、天井や軒天に雨染みができたまま放置すると、内部の木材や断熱材に湿気がこもり、カビ・腐食・シロアリ被害などを引き起こす可能性があります。
見た目の問題だけでなく、建物全体の健康を守るためにも、気づいた段階での補修が大切です。
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