問題が見つかったのは、屋根の一番上にある「棟部分」です。
棟瓦とは、屋根の頂上に並んでいる瓦のことで、両側の屋根をつなぐ重要な部分。
今回の点検では、棟瓦の一部が斜めに傾いている状態でした。
モルタル(瓦を固定するためのセメント状の材料)や針金でしっかり固定されているように見えましたが、よく見ると一部の針金が緩んでおり、固定力が落ちていました。
棟瓦は屋根の最も高い位置にあるため、地震の揺れによる影響を受けやすい部分です。
今回のように傾いている状態のまま放置すると、次の地震や強風で棟が崩れ落ちる危険性があります。
実際、能登半島地震のあとには、棟瓦が倒壊したお宅や、落下した瓦で雨漏れが発生したケースも多く見られましたため今回は、棟部分の解体と積み直し工事をご提案しました。
【積み直し工事とは】
一度棟瓦をすべて取り外し、内部の土台(漆喰やモルタル部分)を新しく作り直してから再び瓦を積み直す工法です。
また築50年以上経過したお宅では、瓦そのものの強度はまだあっても、モルタルや針金といった固定部分が経年劣化で弱っている場合も多くあります。
特に昭和期の瓦屋根は、現在のように耐震を考慮した構造ではないこともあり、点検によって早期発見・早期補修を行うことが大切ですので、「崩れてはいないけど傾いている」「瓦の隙間が気になる」という場合も、屋根点検することをオススメします。
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