建物の周りには大きな木が生い茂っている影響で、屋根には落ち葉が溜まり、排水がうまくできないほど水はけが悪くなっていました。
さらに、湿気が多く溜まることでコケが広範囲にびっしりこびりついた状態でした。
コケが付くと一見滑りやすくなるだけのように思えますが、実際はそれ以上に深刻で、水分を吸収して建材の劣化を早めたり、屋根材の隙間に水を誘導し雨漏れの原因になるケースが多くあります。
外壁の小口や屋根は雨水の影響を受けやすい場所なので、劣化を早める大きな要因となってしまいます。
雨漏れを止めるために、お客様ご自身で防水テープや木板を使って応急処置をしていた跡も確認できましたが、すでに屋根材自体が傷んでしまっているため、応急処置でも止水ができない状況となっていました。
屋根全体を確認すると、屋根材が反り返っていたり割れが見られる箇所もあり、部分補修では止水できないレベルの内部劣化が進行している状態でした。
雨漏れは「水が入り込んでいる箇所」と「雨水が抜け出せない箇所」の両方が揃って発生します。
今回のケースでは、落ち葉による排水不良・コケの付着による劣化促進・経年による屋根材の損傷の3つが重なり、雨漏れにつながっていたと考えられます。
現状では、部分的な補修やコーキング処理を行っても根本的な解決にはならないため、今回は屋根をすべて板金屋根へ葺き替える工事内容をご提案させていただきました。
今回のように、「天井に染みができた」「雨音がポタポタ聞こえる」といった症状は雨漏れの初期サインです。
雨漏れは自然に改善されることはなく、放置すれば、構造材の腐食・カビの発生・断熱材の劣化など、修繕範囲と費用が大きくなることにつながりますので、お早めにご相談されることをオススメします。
屋根点検・雨漏れ調査・葺き替え工事のご相談は、ぜひ街の屋根やさん新潟店にお気軽にお問い合わせください。
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